自分の感性や能力を認められるというやりがいを味わえる仕事
起業をするからには、自分自身が楽しめる仕事、そして自分の能力を発揮できて認めてもらえるような仕事をしたいと思う人は多くいます。
その点で、ファッションが好きなのであればファッションデザインという仕事を始めるのも良いでしょう。
ファッションの仕事にはいろいろなジャンルがありますので、たとえ個人であってもビジネスとして始めることができます。
自分のデザインしたものが売れて、お客さんに喜んでもらえるというのはとても素晴らしい体験ですので、楽しんで仕事ができて長く続けるモチベーションとなります。
人気が出ればより高い単価で仕事ができるようになるという希望もありますので、頑張って仕事に打ち込んでいけるというのもうれしいポイントです。
工場に委託生産をしてもらうスタイルが増えている
以前は自分で服などをデザインして生産するというのは、工場との契約、販売店舗の確保などでかなりのコストと手間がかかりました。
しかし、今ではほとんどのことをネット経由でできるようになっていて、工場に自分の作ったデザインを送れば、一着から作ってくれて、しかも顧客に直接送ってくるというシステムを持っているところも増えてきています。
かなり簡単にファッションデザインの仕事ができるようになってきているのです。
しかも、受注生産ということにすれば、注文がある度にそのデザインで生産を依頼してダイレクトで送ってもらえばいいので、在庫を抱えずに済みます。
既存のオンラインショップシステムを使えば決済や宣伝なども運営側がしてくれますので、初めての人でもほぼリスクなしで起業できるというメリットがあるのです。
もちろん、デザインをするためのパソコンや試作のための材料などの資金がかかりますが、実店舗を持つことを考えれば、ほとんど開業資金がかからないと言ってもいいくらいです。
リメイクなどのこだわりの仕事をするのも楽しい
こうしたオンライン形式の起業もいいですが、どうしても決まったデザインのものばかりを作ることになるなどの傾向が出てきます。
こだわりのデザインの服を作りたい、一品物にこだわりたいというのであれば、リメイクを手掛けるのも良いでしょう。
着物やジーンズ、Tシャツなどを使ってリメイクをして、自分独自のデザインを施して販売するというものです。
仕入れ値がそれほどかかりませんし、自分のオンラインショップやワークショップで売れば、店舗にかかるコストも抑えられます。
もちろん、しっかりと店舗を持って自分のブランドのショップを展開していくというのも可能です。
その際には、賃料やリフォーム費用、当座の運転資金なども含めて300万円以上の手持ち資金が必要となりますので、事前にそれだけの費用を準備できるかどうかを検討するようにしましょう。