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カフェ経営で起業

開業資金がそれなりにかかるカフェオープン

多くの人が一度は考えることがある起業手段として、カフェ経営というものがあります。
自分の好みのお店を持って、お客さんにゆったりとした時間を過ごしてもらっておいしいコーヒーを提供するというのは、とても楽しい仕事です。
また、カフェ経営は固定客がつくと経営が安定することや、原価が低いため意外と効率の良い商売となるというメリットを持っています。

しかし、カフェをオープンするためには、既存店舗をそのまま引き継いで使うという居抜きでない限りは、1,000万円程度の開業資金がかかることが多くなっています。
店舗となる物件の賃料や改装工事の費用、必要な道具や家具の購入、最初の数か月の運転資金などを考えると、どうしてもこのくらいの資金が必要となってしまうのです。
もちろん、自宅のスペースを改装して使うという場合にはもっと安くできますが、それでもある程度の資金が必要となります。

特色のあるカフェをオープンする

カフェを経営したいと思っているのであれば、まずはどんなコンセプトにするのかをじっくりと考える必要があります。
今はこの業界も競争が厳しくなっていますので、何らかの売りがないとなかなか経営を続けるのは難しくなっています。
もちろん、味やお店の雰囲気にこだわるのも大事ですが、お店独自の個性があった方が良いでしょう。

味付けやボリューム、サービスの仕方などに特徴を加えるのも大事なポイントです。
また、カフェそのもののコンセプトを個性的なものにして、ドッグカフェやブックカフェのように、何らかの趣味的なものとカフェを結びつけるのも最近の流行となっています。
さらに、朝早くからお店を開きモーニングをメインにする、逆に夜の時間をメインにしてバー風にするなどの、時間帯による違いをつけるという手もあります。

ある程度ノウハウと経営を学んでから始めるように

カフェ経営は、仕事自体はそれほど難しないように見えますが、立派な起業となりますので、しっかりと経営や会計、マーケティングなどについての知識を持ってから始めるようにしましょう。
お客の回転率や原価率の計算、税務処理の仕方、労務管理など、小さいコーヒーショップでも経営の多くの点が詰まっているからです。
そして、こうした点をないがしろにして、単に自分の好きなようなカフェを運営していると、資金繰りが苦しくなって早々にお店を閉じてしまうという結果になりかねません。

こうしたことから、調理なども含めて、カフェ経営のノウハウを実地で学べるように、どこかのカフェでじっくりと働いてみることからスタートするのが良いでしょう。
ちょっとした点でも、経験があるのとないのとではだいぶ異なりますので、実際に起業する時に大いに役立つことでしょう。