転職活動がうまくいかない原因とは
若干の改善傾向がデータ上で見られているとはいえ、今もなお就職活動ではかなり厳しい状況が続いています。
人手不足で誰でもすぐに採用されるというのは介護や医療、飲食店などの一部の離職率の高い業界のみで、人気の高いオフィスワーク系の仕事では依然として数倍~数十倍もの競争率が続いています。
特に仕事の少ない郊外や地方都市においては新しく仕事を見つけるというのはかなり厳しいことでしょう。
しかしいくら仕事が少ないとはいえ、ハローワークや多くの就職・求人サービスを見るとたくさんの求人業が出されていることもまた事実です。
これから転職や就職活動をしようという人はまず自分が勤務をしたい業界や求人数について事前によく調べておき、その上で活動を計画的に進めていくようにしたいところです。
もし何度も活動をしているのにもかかわらずなかなか採用にいたらないという時には、必ずどこかに根本的な原因があります。
自分では気づきにくいちょっとしたところで失敗の種を作り出しているのが就職活動なので、まずは1つずつやっていることに間違いがないかを洗い出していきましょう。
履歴書や職務経歴書は基本を忠実に守って作成
まず最初によく振り返ってみてもらいたいのが履歴書や職務経歴書など、最初の書類選考で提出する書類の内容です。
ほとんどの企業ではまずは書類を送付してもらい、書類選考をしたのちに面接をするかどうかの返答をします。
このとき最初に見る書類の内容が適切なものでなければ、その時点で面接をしないという判断をしてしまうことでしょう。
まず履歴書はきちんと丁寧な字で間違いないように書くことを徹底します。
アルバイトや臨時的な採用の場合には多少の不備があっても採用されることはありますが、正社員など長く勤務する人材を探す場合にはかなり丁寧に書類は読まれます。
特に履歴書にかかれている文字や写真はその人となりをはかる大きな材料になるので、間違いがそのままの書類を使っていたり、写真がスナップ写真など適当なものであるとそれだけでかなりの悪印象になります。
自分の個性を出そうと書式を変えたり余計なことを書いていたりする人もいるようですが、提出書類で最も大切なのは相手に内容を伝えることなので、何度も基本マニュアルを読み返し、間違いのない状態で出すようにしましょう。
また添付されている写真写りもかなり書類選考では重要です。
スナップ写真はもちろんNGですが、できたら自動の証明写真ではなく写真屋さんでカメラマンさんに撮影をお願いしましょう。
このとき髪型や衣類により暗い印象に写ってしまうこともあるので、しっかり研究して明るい表情に見えるように工夫うしていきいましょう。
面接がうまくいかない理由とは
次に書類は何度か通るけれども面接で不採用になってしまうという人の問題です。
面接では本人の受け答えのときの態度やビジネスマナー、社風にあった雰囲気であるかということを見られます。
面接で落とされたからといってただちに人格を否定されたわけではないのですが、どうしても不採用になると落ち込んでしまいがちです。
何度も面接で落ちてしまうということに悩んでいるなら、ハローワークなどで開催している面接セミナーを受けてみるというのも一つの方法です。
自分では見えない部分を客観的に指摘してもらうだけでかなり勉強になります。
より本格的に対策するならその様子をビデオ撮影して自分がどんな態度をとっているかということを客観的に見てみるというのもよいやり方です。
面接でよくある質問と回答はマニュアル本に掲載されているのでそうしたものを何冊か読んでみるのも企業がどこを見ているかわかりとても勉強になります。