人生の最期まで自分らしく生きるための準備と事後の備えをサポート
終活とは「自己の人生の終末を理解したうえで、動けるうちに最期まで人生を自分らしく納得できる様に生きていくための心構えと、事後に備える準備」を指します。
日本は現在、超高齢化社会、少子化社会に突入し、死亡件数が増加しています。
一方戦後の核家族により地方では無縁墓が増加するなど、従来の日本の人生の最期の迎え方では対応できない問題に直面し、高齢になるに従い自分の死後への備えを考える方が増えているのです。
そのような社会の変化に伴って「終活」にも注目が集まっています。
終活は就職活動の就活を文字ってつけられた言葉ですが、特に子供のいない一人暮らしの高齢者や子供が遠く離れて暮らす高齢者にとっては、自分の最期をどのような形で迎えどのような形で供養してもらうかは、極めて深刻な問題です。
そこで終活やその際に利用されるエンディングノートに関連するノウハウを習得して、将来に不安を持つ方の人生・心に寄り添い、的確なアドバイスをしたりします。
終活アドバイザーが出来る事
1.終活の重要なツールであるエンディングノートの記載方法などのアドバイスが可能になります。
高齢者が、いざ終活を始めようと思い立ってもどうしてよいかわかりませんので、地域のコミュニティの集まりなどを活用して、終活に当たっての心構えやエンディングノートの記載方法のアドバイスを行ったりセミナーの講師を務めたりします。
2.例えば金融機関や墓苑、関係する各役所などを紹介して、終活に悩みを持つ高齢者と専門家の橋渡しをするコーディネーターの役割を果たします。
実際に役所の窓口に案内する場合、複雑な役所内でも的確に案内できると信頼度もぐんと上がります。
3.子供さんなどへ資産の引継ぎなどの相談に乗りスムーズな引継ぎをお手伝いします。
もちろんこの場合も必要に応じて専門家を紹介します。
資格を得る方法
この資格はユーキャンの講座を受けて、検定にパスし、協会に登録することにより与えられます。
講座は通信講座ですので、近くにスクールが無くても仕事で時間が十分とれなくても、自分のペースに合わせて好きな時間・場所で学ぶことが出来てとても便利です。
また、検定試験はアドバイザー講座の修了試験の位置づけですので、試験会場まで出向く必要はなく自宅で受けることが出来ますので仕事をしている方に最適です。
高齢者に関する医療・看護・介護の面で大きな役割
実際にこの講座を受ける方は、看護師、ケアマネジャーなどの経験者が多いことからも、高齢化社会において期待される知識であることが分かります。
終末期の介護の現場ではエンディングノートに延命治療の希望、遺族に資産を配分する希望や葬祭の祭壇に関する希望や墓石に刻む言葉の希望などの記載を助言できます。