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准サービス介助士

血圧計

高齢者や障害者を手伝う精神と介護のスキルを習得

車椅子を使う高齢者や聴覚などに障害を持つ方のお手伝いをする「もてなしの精神」と「介護スキル」を習得し、困っている相手を手伝える能力を有することを証する資格です。
日本は超高齢社会に突入し、街の中で車いすの高齢者や障害者の姿を見ることも珍しくなくなりました。

このような背景には、街や店舗、ホテルやレストランのバリアフリー化や、スロープやエレベーターなどのハード面の環境整備が進められたことが挙げられます。
高齢化は今後ますます進み、これから開発あるいはリニューアルされる設備では、高齢者や障害者にとって使いやすいモノであることが必須と言っても間違いありません。
しかし、ハード面を充実させることは前提であっても、その充実だけでは十分に使いこなすことは出来ません。
そこで求められるのが、ソフト面の充実つまり高齢者や障害者の適切な介助スキルを持ったサービス介助士、准サービス介助士なのです。

3種類の区分に分かれる

資格には3つの区分が定められ、中高生を対象にしたサービス介助士ジュニアと、自宅学習で効率よくチャレンジできる准サービス介護士、事前自宅学習に加え2日間の実技教習で完成させるサービス介護士の3種類です。
ここでは、時間が無くてもチャレンジできる自宅学習で取得できる准サービス介護士に注目します。

この資格は時間が無くても、介護のスキルを持って現在の仕事に役立てたり社会貢献をしたいという方に最適な通信課程と在宅で受けることが出来る検定試験で取得できる資格です。
使われるテキストは1冊で、実技はDVDで学び、課題の提出は必須です。
課題は全部で100問あり、60点未満であれば再提出が必要です。
在宅での検定試験は全50問の筆記試験で、こちらも60点以上で合格です。
在宅で受けた検定試験が不合格だった場合は、再試験を受験する制度があるのですが試験料5,400円が別に必要となります。
准サービス介護士の資格を取るメリットは、ステップアップしてサービス介護士の試験を受ける際の課題提出が免除されることや割引料金が設定されていることです。

サービス介助士(准を含む)が活躍するシーン

2017.6現在約15万人がこの資格を取得しており社会的ニーズの高さが伺えます。
サービス介助士の資格取得者が勤務する企業の職種は、交通機関、サービス業、流通小売業、ホテル宿泊業など多岐に及んでいます。
具体的には、空港や駅、デパートやレストランなどで、車いすの移動介助や視覚不自由者の誘導・接客などさまざまな分野で活躍します。
さらに、職場に限らず「もてなしの精神」と「介護スキル」があれば、ボランティア活動や日常の暮らしの中でも、学習成果を発揮して社会の役に立つことが出来ます。