職場復帰後が大きな問題に
出産や育児がキャリアプランに影響させないためにも、職場と円満な関係を築くことはとても重要です。
産休(産前産後休業)は仕事をしている女性に対して労働基準法で規定されており、産前は出産予定日の6週間前で産後は8週間以内就業させてはいけないとされています。
産後休業が明けてから引き続き育休(育児休業)を1年間取得できることになっています。
職場によっては更に上乗せ期間が設定されている場合もあるため、規定通り取得する女性も多いです。
産休や育休は法律で定められている規定のため、取得することに対しては特に問題がありませんが、仕事を休む期間が長くなるほど職場に迷惑をかける可能性が高いことを十分理解しなくてはいけません。
ようやく育休が開けて職場復帰してみると、浦島太郎状態になっていて自分の役割が既になくなっていたと感じることも少なくありません。
考えていたキャリアプランとは程遠い仕事内容になる可能性も考える必要があります。
円満であり続けるためにできること
出産や育児を終えてからのキャリアプランを実現させるには、職場の上司や同僚と円満な関係をしっかり築いておく必要があります。
具体的な方法としては、仕事の引き継ぎをしっかり行っておくようにしてください。
休職している間も迷惑をかけることがないように引き継いで内容を細かく指定しておき、万が一の時にはいつでも連絡を入れても構わないと一言添えておくと安心できます。
元々人手が足りない職場の場合は、休職することで更に人手が足りない状況になり大きな負担をかけてしまいます。
「産休や育休は法律で決められている労働者の権利なのだから、取得して当然!」という態度では当然ながら反感を買ってしまいます。
上司や同僚には「迷惑をかけることになり申し訳ない」と謙虚な気持ちを持つことを心がけてください。
産休や育休でお休みをしている期間はできれば仕事のことは忘れて育児に専念したいものですが、無事に赤ちゃんが生まれた時はきちんと報告しておくと良いでしょう。
仕事中に連絡を入れるのは迷惑になるため、直属の上司に勤務時間が終わる頃を見計らって電話連絡を入れておくと印象が悪くなりません。
産休や育休が明けて職場復帰する数日前には会社に挨拶と打ち合わせを兼ねて出向くようにして下さい。
職場復帰後も迷惑をかけてしまう可能性が高いため、菓子折りを持参してどんなに気心が知れた同僚であっても心を込めて「これからもよろしくお願いします」という気持ちを伝えましょう。