変わる環境
女性を取り巻く労働の環境というのは、まさに今変遷を遂げている真っ最中です。
特に第二次安倍内閣では女性が輝く社会を作る、ということで、一見男性を軽視していると思えるようなレベルで女性の就業を推進するようになってきました。
これには再就職というものも含まれているとかんがえる事ができます。
ただ、これについては今までと根本的に女性の働くスタイルというものが変わってくることを意識しておかなければなりません。
政府が行っている政策は、一見すると女性優遇のように見えますが、これは一時的なものです。
実際に政府が推し進めたいのは、女性を男性と変わらないように仕事をしてもらえるようにする、ということです。
専業主婦や兼業主婦という、「仕事がついで」になっている生活スタイルは、これから先は取りにくくなってくると考えた方がよいでしょう。
男性が定年まで仕事をするのと同じように、女性も仕事を続けてもらう、ということで国内の労働力不足の解消を進めていきたいという考えがあるわけです。
勿論、バリバリ働きたいという女性にとっては良いことでしょう。
ただ、家庭とのバランスを取りながら働きたい、という考え方の人にとってはなかなか厳しい状況が今後はまっている可能性があります。
今は事務などの仕事が多い女性も、今後は営業職に回されるということも出てくることでしょう。
しかし、時代は女性が社会復帰しやすい状況も揃ってきており、一概に専業主婦がダメということもございません。
こういったサービスによって女性が働きやすい環境が整ってきてると言えるでしょう。
実力主義の世界へ
そして同時に、男女の働き方とは関係なく進んでいるのが、「成果主義」への変遷です。
今までの日本は年功序列による収入制度をとっていることが多く、年齢を重ねるごとに自動的に昇給していくというシステムが取られていました。
これについても是正を要求するという動きが進んでおり、同一労働同一賃金の考え方というものが進んでいくと考えられます。
そのため、中途半端に仕事をしているだけではもらえる給与が少なくなってしまうということです。
こういった中では、自分の能力を活かした仕事の仕方というものが重要になります。
女性であっても、自分が得意とする仕事の分野を作り、一生仕事が出来るような環境を作っていくことが重要になってくるでしょう。
特に英語を話せる人は、グローバル社会になりつつある今、とても求めてられている人材です。
外資系・IT企業だけではなく接客業などでも英語や外国語を話せる人は話せない人よりも人材的な価値が高いので採用されやすくなります。
再就職を視野に入れているのであれば、家事などの合間をぬって勉強できるオンライン英会話スクールを活用して英語を身に付けてみてはいかがでしょうか。
英語と同じ用に、専門職としての資格や知識を持つ人も求められる人材です。新型コロナウイルスの流行をきっかけに、健康や薬品への関心が高まった人も多いのではないでしょうか。
薬剤師関連の資格保持者であれば事務の派遣としての働き方も高収入も目指せておすすめです。
参考：認定薬剤師の資格を活かせば高年収の仕事に就ける?!
現状はまだまだ厳しい再就職の世界ですが、今後はこうした実力やスキルを持っている人に価値が生まれるでしょう。
そうでない人にはより再就職が厳しい環境が作られていくことが考えられますので、再就職したい時に、出来ないということがないように、早い内から自分のキャリアというものを考えておくのが良いでしょう。