結婚がゴールではない!
一昔前、結婚後は専業主婦になるのが夢だったという女性が多かったですが、現在は結婚をしても専業主婦にはならずに仕事を続けるつもりだと考える女性が増えています。
女性がキャリアプランを考えるのにあたって、結婚という人生の節目はかなり大きな転換期になります。
一生懸命頑張って築いたキャリアを、結婚をきっかけにふいにするのは本当にもったいないことです。
かといって、仕事を選んで女としての幸せを捨てるわけにもいきません。
男性の場合は結婚が更なるキャリアアップの肥やしになるのに、女性は結婚がキャリアプランの障害になる可能性が高いのは不公平だと思いませんか?
中小企業では結婚する女性社員は寿退社をするのが暗黙の了解だというケースが少なくありません。
結婚を理由にして解雇し、退職を迫るのは明らかに違法なので、職場の上司から直接退職を促されることはないでしょう。
仮に退職する意志を示さないと「もう歳も歳なのだから、ゆっくり子作りに励んだ方が良い」と、暗に退職を促すようなことを言い放つ上司も存在しています。
大手企業の場合は結婚をした女性に対して差別的な行為をすることはほとんどありません。
会社に貢献してくれる良い人材であれば結婚後も独身の頃と変わりなく採用してくれるものです。
会社の規模に関わらず、女性の結婚後に対して変わりない対応をしてくれる職場に就職することが必要になります。
パートナーとの話し合い
描いていたキャリアプランを実行するには、結婚する相手の理解を得ることが必要です。
ひょっとしたら相手の方は結婚後に専業主婦になり、家庭を守ってくれるものだと思い込んでいるかもしれません。
双方の意見が食い違い、対立し合う可能性もありますが、きちんと説明しないまま結婚を迎えてしまってはいけません。
まずは相手の方とじっくり話し合い、結婚後も仕事を続けたいと希望していることをしっかりと伝えましょう。
男性の中には「家事は女性がするものだ」との考え方が根強く残っている方も多いですが、できることでも構わないのでお互いに協力して欲しいと伝えることも大切です。
これまで育った環境が全く違う二人が結婚生活を始めると、お互いに理解できない行動やクセが気になるものですが、ある程度妥協しなければいけない部分は我慢が必要になるものです。
結婚後も仕事をしたいと希望したいと熱望しているのに、なかなか首を縦に振ってくれないようであれば、この先の結婚生活も自分の意見ばかり押し付けられる可能性が高いです。